Home
TJP FAQ Who is chatting now! Syndicate TJP!

We are getting close to the (awesome) upgrade! Phreadom has given me the green light to put up the yellow light. Everything but the Gallery will be backed-up from now. Please save your new gallery images for after the move.--Thanks!

第十三章 一本の毛 A Single Hair

Yuki's Story
 

第十三章

一本の毛

Download PDF and MP3 Download Text with Furigana

[Click to hear this Chapter]

一方、ゆきは目覚めました。「腕飾りがないから、狐は来なかったんだろう」と思いました。「腕飾りが切れた時に、狐の毛が少し着物にくっ付いたかも知れない。もし狐の毛が一本だけでも見つけられるなら、狐を呼ぶことが出来るかもしれない」

それからゆきは死に物狂いで着物で狐の毛を探しました。やっとのことで短い毛を一本見つけました。毛を両手に持ちながら「助けて助けて助けて」と言いました。

あっと言う間に一匹、二匹、ついには百匹の狐が牢に現れました。「狐さま、この牢から助け出してくださいませんか」とゆきは頼みました。

「どうしてもっと早く呼ばなかったのですか」と狐は聞きました。

「実は呼びたかったんですが、不意に襲われましたし、猿轡をかまされてしまいま した。争いの最中に毛で作った腕飾りが切れて落ちてしまったんです。この短い毛一本を見つけるまで、呼べなかったんです」とゆきは答えました。

それから狐たちは壁の下に穴を掘って、忍者を追いかけ、牢の鍵を見つけました。

Yuki no Monogatari by Richard VanHouten


If you like ゆきの物語, why not donate a little to support Rich's work?

(This donation goes directly to Rich!)

TJP Friends