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『土佐日記』の新解釈

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『土佐日記』の新解釈

Postby coco » Fri 03.23.2007 9:31 pm

古典に造詣の深い方がいらっしゃるので、ご紹介します。(3月2日の読売新聞朝刊より)

『土佐日記』の解釈に、新説が出ました。
「をとこ(男)もすなる日記といふものををむな(女)もしてみむとてするなり」は
これまで「女(である私)も試してみよう」との解釈が一般的でしたが、「女文字でしてみよう」という意味ではないかというのが新解釈。小松英雄・筑波大学名誉教授(日本語史)の説で、詳しい説明は『古典再入門』(笠松書院)で読めます。
藤原為家(定家の子)直筆の「土佐日記」(国宝)はここでちょっとだけ見ることができます。
『土佐日記』そのものは青空文庫からも読めます。

関連スレッド
…下のFurinさんの書き込みの中にあります。
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RE: 『土佐日記』の新解釈

Postby Yudan Taiteki » Fri 03.23.2007 10:19 pm

面白い!土佐日記の作者は男だったんじゃないですか?「女文字でしてみよう」の解釈はもっと自然な解釈みたいですね。
-Chris Kern
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RE: 『土佐日記』の新解釈

Postby coco » Fri 03.23.2007 10:30 pm

そうです。紀貫之(きのつらゆき)は男性です。でも、今でいう「ネカマ」、女性を装って仮名文字日記を書いたと解釈されていたんですね。 ;) それが、単に「女文字=ひらがな」で書いてみよう、という意味では? という説。

新聞の解説には続きがあって、
「常識を覆す刺激的な問題提起だ。同時期の文献の比較など、検証が必要だが、重要な議論の出発点として受け止めるべきだろう」と神野志隆光(コウノシ タカミツ)・東大教授(日本古代文学)がコメント。

紀貫之は女性のふりをしたのか、それとも男のまま堂々と女文字を使ったのか。当人の思いに対する解釈が正反対となるだけに、今後の研究が注目される。

と新聞では結んでいます。
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RE: 『土佐日記』の新解釈

Postby Yudan Taiteki » Fri 03.23.2007 10:53 pm

同じように、源氏物語には、ときどき源氏などの容貌について「女にて見たてまつらほし」という阜サがでてきます。それは「私は女になって源氏の相手になりたい」か「源氏は女になって私の相手にしたい」の解釈が普通だが、私はどちらでも変だと思います。私は「どんな女でも源氏の相手になりたい」という意味かなと思っていますけど、それは未来の研究になっちゃうかもしれません。^^;

(とくに、藤壺の宮は自分の息子について思っているときは「女にて見たてまつらほし」が出てくるんです。それはどうしても「私は女になりたい」という意味じゃなくて、「息子は女になった方がいい」も疑わしい。
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-Chris Kern
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RE: 『土佐日記』の新解釈

Postby furin » Fri 03.23.2007 11:49 pm

まさかこのサイトで「土佐日記」や「源氏物語」の新解釈を目にすることが出来るとは :o

前にどなたかが「女文字」について投稿したものがあったと思いましたが

女手(おんなで)についてのスレッドならありました → 女手
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RE: 『土佐日記』の新解釈

Postby miha » Sat 03.24.2007 1:12 am

ずーと、「腑に落ちない」と何諸Nも思っていました。もし、そう言うことならすっきりします。
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RE: 『土佐日記』の新解釈

Postby coco » Sat 03.24.2007 11:41 am

風鈴さん
ありがとうございます。 
探していたのは、まさにそのスレッドです! お手数おかけしました。
同じセクションにあったとは^^;

Youdan Taitekiさん
仮説はどんどん打ち立てた方がおもしろいですよね。
今回の『土佐日記』の冒頭文のように「なーんだ、そうだったのか」という解釈がYudan Taitekiさんから生まれるのを楽しみにしています。
ところで、橋本治の『源氏物語』について聞いたことはありますか?

mihaさん
日本最古の貨幣は「和銅かいほう/かいちん」と教わりませんでした? 今じゃ、富本銭ですもんね。太陽系惑星の数も変わるし、西郷隆盛の銅像も本人のものではないらしいし、世の中、確実なことは少ないのかもしれないと思います。 ;)
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